@misc{oai:omnh.repo.nii.ac.jp:00001572, author = {大谷, 道夫 and Otani, Michio}, month = {May}, note = {No.9 イトマキヒトデ類はどうやって見分ける? 大阪湾のイトマキヒトデの仲間にはイトマキヒトデ、チビイトマキヒトデ、ヌノメイトマキヒトデ、トゲイトマキヒトデの4種があります。これらはすべてイトマキヒトデ科に属(ぞく)しますが、他のヒトデ類に比べて腕が短いのが特徴です。さてその4種の見分け方ですが、それぞれの大きさに注目するのもひとつの方法かもしれません。例えば最も大きいのがイトマキヒトデ、最も小さいのがチビイトマキヒトデ、両者の中間がヌノメイトマキヒトデとトゲイトマキヒトデです。しかし、大型の種でも成長途中でまだ小さな時期もありますから、大きさだけで見分けるのは限界があります。大きさのほかには下の写真に見るように、種ごとに異なる全体の形や背側の模様が見分けのポイントになります。 さらに下の写真のようにお腹の色に注目するのも有効です。中でもイトマキヒトデとチビイトマキヒトデのお腹は、前者はオレンジ色、後者は白色と特徴がはっきりしています。ただヌノメイトマキヒトデとトゲイトマキヒトデはどちらもここが灰褐色なので色で互いを見分けるのは困難(こんなん)です。この2種の見分けには背側表面のなめらかさの違いに注目します。この部分に凹凸(おうとつ)がなくなめらかならばヌノメイトマキヒトデ、やや大きく盛り上がった板がところどころにあって凹凸があればトゲイトマキヒトデになります(右写真)。}, title = {大阪湾の磯の生き物観察シート (9) イトマキヒトデ類はどうやって見分ける?}, year = {2021}, yomi = {オオタニ, ミチオ} }